2005年06月22日

ブレーキでお湯を沸かしてみる

88cea1c5.JPG難易度:★

これまで、燃費悪化の大きな要因である無駄なブレーキ操作を避けるための色々な方法を書いてきましたが、実際にブレーキ操作を行うにしても、今のクルマはブレーキペダルを軽く踏むだけでいとも簡単に止まってしまうため、どれだけのエネルギーが無駄になっているのか実感できない方も多いと思います。

そこで今回は、ブレーキを踏むことによって実際にどの位のエネルギーが無駄になるのか計算してみることとします。

まず、時速60km/hで自分に向かって走ってくるクルマを手で止める事を想像して下さい。 少なくとも私の場合には、止めるどころか向かってくるクルマに轢かれてお終いです。 ちなみにテリーマンは、子犬を助けるために走ってくる新幹線を素手で止めていましたが、あれはキン肉マンの世界の話なので、現実的には不可能だと思います。 クルマのブレーキは、実は走っているクルマを停止させるという大きな仕事を当たり前のようにやっているのです。

例えば、60km/hで走っているクルマ(総重量1,500kgと仮定)をブレーキで停止させる場合を考えてみましょう。 このクルマが走行中に持っている運動エネルギーは…

K=(1/2)mv**2 = 0.5×1500×(60000/3600)**2 = 208kJ となり単位をcalに換算すると…

208kJ×0.239 = 50kcal

となります。 つまり、60km/hのクルマをブレーキで停止させる場合、約50kcalのエネルギーを摩擦熱として捨てていることとなります。 この50kcalのエネルギーは一体どの位の大きさなのでしょうか? 1kcalは1Lの水の温度を1度上げるのに必要な熱量ですから、50kcalであれば単純計算で1Lの水の温度を50度上げる事ができます。

これって凄く大きなエネルギーだと思いませんか? 一度の停止操作でそれだけのエネルギーを無駄に捨てていることになるのです。

良く思うのですが、交通量の多い国道で前方の信号が赤となり、乗用車やバス・トラック等が一斉に停止した場合に失われるエネルギーは膨大なものです。 そのため、信号の制御方法によっては環境負荷を大きく左右することとなる訳です。

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2005年06月21日

安いガソリンスタンドは本当に安上がりか?

91a23866.JPG難易度:★

ガソリン代を節約するためには、少しでも安いガソリンスタンドを選んで給油したいと誰もが思います。

しかし、安いガソリンスタンドで給油を行うため、日常のルートから遠回りをする必要がある場合には、トータルでのコストが本当に安上がりなのか考える必要があります。 一歩間違うと、安いガソリンを入れたのはいいけど、遠回りをした分余計にガソリン代が掛かってしまったなんて事になりかねません。

そのため、紙と鉛筆を用意して、自分のクルマの場合について一度計算してみる事をお勧めします。

その際にはまず、以前こちらでご紹介した自分のクルマの走行単価(1km走るのに幾らかかるか)を予め把握しておいて下さい。 例えば、リッター3円安いガソリンスタンドで40L給油した時の差額は、40L×3円=120円となり、120円安く給油できたことになります。 しかし、このガソリンスタンドに行くためには、10km余計に走らなくてはいけないとすると、走行単価12円/kmのクルマの場合、120円を余分に使うこととなりますので、結果的に節約額はゼロとなってしまいます。

もしガソリンの価格差が2円の場合には、明らかに損をすることになってしまいます。

厳密な計算はなかなか難しいですが、一度目安として、上記のように簡単な計算をしてみて下さい。

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2005年06月05日

1km走ると幾らかかるか?

afc31f63.JPG私達は普段から何気なくクルマを運転していますが、当然のことながら、車を走らせるとガソリン代を始めとするコストがかかります。

しかし、車を運転する度に一体幾らかかっているのかは、なかなか把握する機会が無いと思いますので、ちょっとここでランニングコストの簡単な計算をしてみましょう。

ランニングコストはガソリン代の他にエンジンオイル等の交換・整備費用や、タイヤ等の消耗品費用も含まれるのですが、ここでは単純にガソリン代のみとし、1km走行するのに必要な費用(走行単価)を算出してみたいと思います。

ガソリン代のみの走行単価は↓の式で計算できます。

走行単価(円/km) = ガソリン単価(円) / 平均燃費(km/L)

例えば、平均燃費が10km/Lのレギュラー車の場合、ガソリン単価を120円/Lとすると、12円/kmとなり、1km走行する度に12円を支払う必要があるということになります。 普段からこの走行単価を認識してクルマを運転することで、ランニングコストに対する意識を高めることができます。

休日に隣町まで買い物に行き、隣町にある知り合いの家に寄り、天気がいいので近くの海岸で遊んで帰宅するというシチュエーションで、往復100kmを走った場合、走行単価(12円)が頭の中にあれば、今日は1,200円使った… と認識することができます。

要は気持ちの問題なので、例えばクルマの中に貯金箱を入れておき、当日走った分だけ貯金していくようにすると、余計な走行が減り、ガソリン代を節約できるかも知れませんね。 あるいは、予めお金を入れないと走らないように改造してしまうのも有効です。 それは冗談として、クルマにコストメーターのようなものが標準装備されるようになると、クルマの利用が自律的に抑制され、CO2削減の糸口となるように思えるのは私だけでしょうか?

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Posted by sleeping_sun at 14:34Comments(1)TrackBack(0)

2005年05月27日

燃費を上げるといくら浮くのか?

bc7eb0cf.JPG燃費を向上させるとガソリン代を節約できることは分かっていても、実際いくら節約できるのかを把握していないと現実味がなくなってしまい、「今日は燃費なんてまぁいいや」と思って走ると、それまでの燃費向上の努力が無駄になってしまいます。

努力して稼いだ燃費も、一時のラフな運転で悪化させることはいとも簡単です。

そのため、燃費を向上させるといくら浮くのかを予め計算し、それを念頭に置きながら運転を行うことで、燃費へのモチベーションを高めるのが燃費向上のポイントです。

それでは、以下の条件のドライバーの場合について計算してみましょう。

■年間走行距離 : 20,000km
■燃費 : 10km/L
■ガソリン価格 : 125円/L

この場合、

年間のガソリン使用量 = 20,000km / 10km/L = 2,000L
年間のガソリン代 = 2,000L × 125円/L = 250,000円

となり、1年間で25万円のガソリン代を支払っていることになります。

ここで、このクルマの燃費が10km/L から 11 km/L に向上したとすると・・・

年間のガソリン使用量 = 20,000km / 11km/L = 1,818L
年間のガソリン代 = 1,818L × 125円/L = 227,250円

となるので、 燃費を1km/L向上させた場合、
250,000円 − 227,250円 = 22,750円 を浮かすことができる計算になります。

また、もしこのクルマが、目標である10・15モード燃費(15km/Lと仮定)を達成した場合、年間 113,750円を浮かすことができます。

燃費って馬鹿にできませんよね。

燃費を1km/L向上させた場合の節約額は、↓の式で計算できますので、自分の条件に当てはめて計算してみて下さい。

1km/Lの燃費向上における年間の節約額 =
 年間走行距離(km) × ガソリン価格(円/L) / 【 現在の燃費×(現在の燃費+1) 】

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Posted by sleeping_sun at 19:55Comments(1)TrackBack(0)

2005年05月12日

カタログ燃費が出ないのはドライバーの責任

9d710de9.JPGクルマの費用を浮かせる上で燃費を向上させる事はとても重要です。
皆さんのクルマの燃費はどの位でしょうか?

クルマのカタログを見ると、10・15モード燃費という項目があり、俗にカタログ燃費と呼ばれています。
これは、市街地走行を仮定した、10パターンの走行モードを3回、そして郊外での走行を仮定した15パターンの走行モードを1回走行させた際の燃費です。

おそらく実際の燃費を計算してみると、カタログ燃費を下回ることが普通だと思います。
また人によっては、実燃費がカタログ燃費の半分以下という方もいるかと思います。

カタログ燃費(10・15モード燃費)は、理想的な走行条件をシャシーダイナモ上で計測した値なので、良い燃費の値なるのは当然なのですが、省燃費走行のテクニックを身に付ければ、実燃費をカタログ燃費まで向上させることができるようになります。

逆に言えば、カタログ燃費が出ないのはドライバーの責任です。

燃費はドライバーの運転方法によって大きく変わってきますし、クルマの状態によっても変化します。

そのため、ドライバーが燃費を考慮した運転方法を実行し、クルマの状態を意識するようになれば燃費は大きく向上します。また慣れてくれば、平均燃費でカタログ燃費を超えることが出来るようになります。

実際、私のクルマ(現行型セリカ)では、13.0km/Lのカタログ燃費に対し、購入してからの平均で13.5km/Lを維持していました。

もし自分のクルマの燃費がカタログ燃費まで向上したら、1年でいくらの節約になるのか計算してみて下さい。

ここではクルマの維持費を浮かすため、まずは燃費という観点に焦点を当て、平均でカタログ燃費を上回ることを目標として、実際に私が実践してきた方法・テクニック等を随時紹介していきたいと思います!
  
Posted by sleeping_sun at 01:30Comments(0)TrackBack(0)