2005年05月27日

燃費を上げるといくら浮くのか?

bc7eb0cf.JPG燃費を向上させるとガソリン代を節約できることは分かっていても、実際いくら節約できるのかを把握していないと現実味がなくなってしまい、「今日は燃費なんてまぁいいや」と思って走ると、それまでの燃費向上の努力が無駄になってしまいます。

努力して稼いだ燃費も、一時のラフな運転で悪化させることはいとも簡単です。

そのため、燃費を向上させるといくら浮くのかを予め計算し、それを念頭に置きながら運転を行うことで、燃費へのモチベーションを高めるのが燃費向上のポイントです。

それでは、以下の条件のドライバーの場合について計算してみましょう。

■年間走行距離 : 20,000km
■燃費 : 10km/L
■ガソリン価格 : 125円/L

この場合、

年間のガソリン使用量 = 20,000km / 10km/L = 2,000L
年間のガソリン代 = 2,000L × 125円/L = 250,000円

となり、1年間で25万円のガソリン代を支払っていることになります。

ここで、このクルマの燃費が10km/L から 11 km/L に向上したとすると・・・

年間のガソリン使用量 = 20,000km / 11km/L = 1,818L
年間のガソリン代 = 1,818L × 125円/L = 227,250円

となるので、 燃費を1km/L向上させた場合、
250,000円 − 227,250円 = 22,750円 を浮かすことができる計算になります。

また、もしこのクルマが、目標である10・15モード燃費(15km/Lと仮定)を達成した場合、年間 113,750円を浮かすことができます。

燃費って馬鹿にできませんよね。

燃費を1km/L向上させた場合の節約額は、↓の式で計算できますので、自分の条件に当てはめて計算してみて下さい。

1km/Lの燃費向上における年間の節約額 =
 年間走行距離(km) × ガソリン価格(円/L) / 【 現在の燃費×(現在の燃費+1) 】

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2005年05月26日

ハンドルはなるべく切らずに曲がる!

8996e07b.JPGカーブを曲がる際は安全なスピードまで落として曲がるのが基本です。

しかし燃費の観点からは、カーブ手前のブレーキは燃費悪化の要因となるのですが、だからと言って減速をせずにカーブに進入すると事故のリスクが上がり、燃費どころではありません。

理想的な走り方としては、カーブの手前で安全な速度まで落ちるよう事前にアクセルオフし、ブレーキを踏まずにカーブを曲がれれば損失を最小にすることができます。

また、必要以上に速度を落とし過ぎないのもポイントです。

そのためには、カーブでのハンドルの切り方(曲がり方)が重要で、カーブでなるべく大きな弧を描くよう、アウト・イン・アウトのライン取りをし、横方向の遠心力が滑らかに加わるようハンドル操作を行います。

コーナリングについては奥が深いので別途書きたいと思いますが、とにかく必要最低限のハンドル角で、スムーズな操作を行うのが第一歩です。

燃費に優しい運転は同乗者にも優しい運転です。

同乗者の方に自分のカーブの曲がり方について意見を聞いてみるのも参考になります。

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Posted by sleeping_sun at 21:37Comments(352)TrackBack(0)

2005年05月25日

5分の時間的余裕を!

005115fb.JPG急いだクルマの運転をしようとすると、無意識的に必要以上アクセルを踏んだり、車間距離が詰まって無駄なブレーキを踏む機会が多くなるので、必然的に燃費が低下します。

実際に運転を急いだところで、到着時刻にはあまり差が出ませんが、燃料消費量は確実に多くなります。

通勤等、決められた時間での運転を行う際には、5分程度の余裕を持って出発することで、平均速度を下げることができ、無駄なエネルギーロスを減らして燃費向上を図ることができるほか、心理的に余裕をもつことで、安全運転にもつながります。

是非、5分の余裕を持った運転を心がけてみて下さい。

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2005年05月24日

空気抵抗を考える!

b70d30ff.JPGガソリンを燃やして発生させたエネルギーは様々な部分で損失として失われますが、空気抵抗として失われるエネルギーは想像以上大きいものです。

一般的に100Km/hで走行している際には、エンジンの発生させた運動エネルギーの半分以上が空気抵抗として失われていると言われます。

空気抵抗の大きさは、クルマの前面投影面積×Cd値×速度の2乗×空気密度によって計算できます。

ここで、ドライバーの意思で容易にコントロールできるのは速度であり、空気抵抗の大きさは速度の2乗に比例して大きくなるため、この点を考慮した速度チョイスにより、空気抵抗による損失を抑えて燃費を向上させることができます。

空気抵抗による損失は、速度が上がるほど二次曲線的に大きくなるため、高速度での巡航は、燃費を大きく悪化させますが、逆に言えば高速道路での速度を10km/h程抑えるだけで、想像以上に燃料消費を抑えることができるようになります。

また、ルーフボックスやキャリア等を乗せている場合、前面投影面積が増加して空気抵抗が大きくなるほか、重量増加にもつながるため、必要のない時期であれば外しておくことをお勧めします。

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2005年05月23日

暖機運転は不必要!

ce6557b4.JPG昔から、「走行前、水温計の針が動き出す位の暖機運転が必要」と言われ続けており、実際に長時間アイドリングをしているクルマをよく見かけます。

しかし現在の国産車においては、走行前のアイドリングによる暖機運転は必要ありません。

現在の国産車は、金属部品の精度やオイルの性能が飛躍的に向上しているため、昔のような、水温計が動き始めるまでの暖機運転は必要なくなりました。

信じられない方は、一度自分のクルマの取扱説明書を確認してみて下さい。暖機運転については、どこにも記載されていないはずです。

本当に必要なのは、発進後の5分程度は特に緩やかな運転を行うよう心がけ、エンジンだけでなくミッションや足回り部品等を総合的に暖める“暖気走行”です。

余分な暖機運転は止め、無駄なガソリン消費を抑えましょう。
毎日の繰り返しが、後に大きな出費の差となって現れます。
  
Posted by sleeping_sun at 23:00Comments(1)TrackBack(0)

2005年05月20日

車間距離は大きく!

a8587c7f.JPG車間距離を大きく取るようにすると、無駄なブレーキを踏む機会が随分減ります。

車間距離を詰めて走っていると、前車が減速する度にこちらもブレーキを踏むこととなってしまいますが、車間距離を大きめに確保していると、前車の減速を車間距離で吸収することができるようになります。

また道路を走る祭、前車ドライバーの癖をつかむこともポイントです。
人によっては、必要以上にブレーキを掛けたり、一定速度で走らないドライバー等がいますので、前車の癖をつかみ、車間距離をいつも以上に空ける等の対処が必要です。

車間距離の確保は、簡単に実行できて安全上にも有効ですので、是非念頭において運転してみて下さい。

よく、遅いクルマの後にぴったりとくっついて走るクルマを見ますが、前車に急ブレーキを踏まれて追突した場合などは、ほぼ確実に後車の過失となりますので、絶対にやめるべきです。  
Posted by sleeping_sun at 22:48Comments(2)TrackBack(0)

2005年05月15日

燃費報告です

8ba9f77c.jpg今日は天気が良かったので、プリウスでふらっと近場をドライブしてきました。

海沿いの道をマイペースで走っていたら思いのほか燃費が伸びていたので、そのままエコランに徹し、帰宅しました。

結果は、合計93Km走って35.6Km/L。
私のプリウスの10・15モード燃費は33.0kmなので、達成率108%!

きっと気温が高かったことと、道がスムーズに流れていたことが良かったのだと思います。

それにしても、93Km走って使ったガソリンが2.5L。
ガソリン価格が115円/Lとして、約300円で93Kmも走れてしまうプリウスは改めて凄いクルマだと思います(^^)。  
Posted by sleeping_sun at 19:58Comments(1)TrackBack(0)

2005年05月14日

10秒先の状況を常に予測する!

801a7c7a.JPG無駄なブレーキを極力減らすには、常に周囲のクルマの動きや道路状況を予測することが大切です。

走行中、前方の信号が青から黄色に変わったとした場合、それ以降のの加速はガソリンの無駄になります。
数秒後には信号の前で停止することとなるので、信号が黄色に変わった以後に発生させたエネルギーは、結局ブレーキで空気中に逃がしてしまうことになるためです。

つまり、数秒後信号によって自分のクルマが停止することを予測し、無駄な加速を行わない( = 無駄なブレーキを踏まない)ことが燃費の向上につながります。

道路状況の予測は燃費向上に加え安全運転にもつながります。

例えば、一定なスピードで走っていた前クルマが若干スピードダウンしたとします。この瞬間に、次の交差点で前車が右・左折しようとしていることを予測することができます。片側1車線の道路であれば、前車に合わせて自車も減速することとなるので、瞬時にアクセルオフします。また片側2車線の道路であれば、安全を確認して別車線に車線変更することで、無駄なブレーキを回避することもできます。

私が感じるに、ドライバー全般にウィンカーを出すタイミングが遅いため、微妙な速度の変化や、前車ドライバーの頭の動き、走行車線内での走行位置の変化等を察知し、いち早く予測を行うことがポイントです。

目標として、10秒先の道路状況を常に予測しながら走る訓練をしてみて下さい。  
Posted by sleeping_sun at 12:47Comments(4)TrackBack(0)

2005年05月13日

ブレーキは踏まない!

c984cee9.JPG燃費を追求する上で、ブレーキの攻略はとても重要で、ブレーキの上手な使い方を身につけるだけで10%以上燃費が改善することもあります。

一言で言うと、ブレーキを踏まない事が燃費向上につながります。
ただし、ブレーキを踏まないと言っても全く使わずに運転することはできないので、ブレーキの使用を極力減らすことに努めます。

燃費を向上させるには、ガソリンを燃やして得た運動エネルギーをいかに有効に使うかが重要なポイントなのですが、ブレーキとは、ガソリンから得た運動エネルギーを熱エネルギーに変換して外へ逃がすための装置なのです。
その点を常に考えながら運転することがポイントです。

それではクルマを運転していて、ブレーキを使うシチュエーションはどのようなものがあるでしょうか?
前方の赤信号によるブレーキ、前車の減速のよるブレーキ、カーブに迫った時のブレーキ、下り坂でのブレーキ等、数え切れないパターンがあると思いますが、これらのブレーキ操作を極力行わないようにします。

言い換えれば、ブレーキを踏まなくとも済むような運転を行うことが燃費向上への第一歩です。
(ただし安全運転が最優先です(^^))
  
Posted by sleeping_sun at 02:14Comments(3)TrackBack(0)

2005年05月12日

カタログ燃費が出ないのはドライバーの責任

9d710de9.JPGクルマの費用を浮かせる上で燃費を向上させる事はとても重要です。
皆さんのクルマの燃費はどの位でしょうか?

クルマのカタログを見ると、10・15モード燃費という項目があり、俗にカタログ燃費と呼ばれています。
これは、市街地走行を仮定した、10パターンの走行モードを3回、そして郊外での走行を仮定した15パターンの走行モードを1回走行させた際の燃費です。

おそらく実際の燃費を計算してみると、カタログ燃費を下回ることが普通だと思います。
また人によっては、実燃費がカタログ燃費の半分以下という方もいるかと思います。

カタログ燃費(10・15モード燃費)は、理想的な走行条件をシャシーダイナモ上で計測した値なので、良い燃費の値なるのは当然なのですが、省燃費走行のテクニックを身に付ければ、実燃費をカタログ燃費まで向上させることができるようになります。

逆に言えば、カタログ燃費が出ないのはドライバーの責任です。

燃費はドライバーの運転方法によって大きく変わってきますし、クルマの状態によっても変化します。

そのため、ドライバーが燃費を考慮した運転方法を実行し、クルマの状態を意識するようになれば燃費は大きく向上します。また慣れてくれば、平均燃費でカタログ燃費を超えることが出来るようになります。

実際、私のクルマ(現行型セリカ)では、13.0km/Lのカタログ燃費に対し、購入してからの平均で13.5km/Lを維持していました。

もし自分のクルマの燃費がカタログ燃費まで向上したら、1年でいくらの節約になるのか計算してみて下さい。

ここではクルマの維持費を浮かすため、まずは燃費という観点に焦点を当て、平均でカタログ燃費を上回ることを目標として、実際に私が実践してきた方法・テクニック等を随時紹介していきたいと思います!
  
Posted by sleeping_sun at 01:30Comments(0)TrackBack(0)