燃費を向上させるとガソリン代を節約できることは分かっていても、実際いくら節約できるのかを把握していないと現実味がなくなってしまい、「今日は燃費なんてまぁいいや」と思って走ると、それまでの燃費向上の努力が無駄になってしまいます。
努力して稼いだ燃費も、一時のラフな運転で悪化させることはいとも簡単です。
そのため、燃費を向上させるといくら浮くのかを予め計算し、それを念頭に置きながら運転を行うことで、燃費へのモチベーションを高めるのが燃費向上のポイントです。
それでは、以下の条件のドライバーの場合について計算してみましょう。
■年間走行距離 : 20,000km
■燃費 : 10km/L
■ガソリン価格 : 125円/L
この場合、
年間のガソリン使用量 = 20,000km / 10km/L = 2,000L
年間のガソリン代 = 2,000L × 125円/L = 250,000円
となり、1年間で25万円のガソリン代を支払っていることになります。
ここで、このクルマの燃費が10km/L から 11 km/L に向上したとすると・・・
年間のガソリン使用量 = 20,000km / 11km/L = 1,818L
年間のガソリン代 = 1,818L × 125円/L = 227,250円
となるので、 燃費を1km/L向上させた場合、
250,000円 − 227,250円 = 22,750円 を浮かすことができる計算になります。
また、もしこのクルマが、目標である10・15モード燃費(15km/Lと仮定)を達成した場合、年間 113,750円を浮かすことができます。
燃費って馬鹿にできませんよね。
燃費を1km/L向上させた場合の節約額は、↓の式で計算できますので、自分の条件に当てはめて計算してみて下さい。
1km/Lの燃費向上における年間の節約額 =
年間走行距離(km) × ガソリン価格(円/L) / 【 現在の燃費×(現在の燃費+1) 】
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